2008年07月15日
続々、粟国島
風が強く、しかも目指す向い風 今日も足止め、、来るべき日に備えて体力を保ち、楽しい日にしなければ、、何となく始まったヤシの身の器作りは結局、皆夢中になって何個の器が出来るのだろう。次の航海はヤシの身で出来た器がずらりと並ぶ事になるのだろうか?旅も終盤を迎え足止めを余儀なくされるてはいるが、島の人の情けを頂き旅はさらに意義深いものになっていく。
2008年07月14日
続々、粟国島
フデンザキの下を歩くコースはなかなか見応えがあった。思いのほか歩き易く 奇岩に目を奪われる。途中、昔使われていた小さな舟溜まりも見つけた。その昔 ここにサバニが乗り入れていたのかも知れない。ちょうどそこの丘が山の切れ目がありそこから集落への出入り口になっていたと容易に想像がついた。30分程歩いた所に目的の鯨の残骸が見つかった。マッコウ鯨の皮の部分だろうか?2メートル四方の黄色く変色した塊が強い異臭を放っていた。そばには丸く大きな骨が5〜6本転がっていたが頭骨は見つける事は出来なかった。誰かに持ち去られたのか波によってどこかにやっていったかは分からない。が 2月にストランディングしたらしいが、その間、骨格標本の検討はしたのだろうか?こうして朽ちて自然に帰るのが本来の姿なのだろうが、観光客のため展望台や立派な道路もある場面では必要なのかも知れないがこのようなものを何とか生かす手だてはないものかと殆ど無くなってしまった残骸を見て考えてしまう。
将来ここはマッコウ鯨のふるさとと言われる場所となるやも知れない。
将来ここはマッコウ鯨のふるさとと言われる場所となるやも知れない。
2008年07月13日
2008年07月13日
続、粟国島
明日は鯨のストランディングがあった岬の麓に行く。すでに数ヶ月に前のものらしく骨もバラバラになって原型を留めていないようだ。私達がキャンブしている数十メートル断崖からは黄色く変色した肉片だけが確認できる。島の人から聞いても何の鯨かはっきりしない。私も見て分からないだろうが歯鯨かヒゲ鯨ぐらいは見当がつくかも知れない。誰か骨を見て決定的な見方があればここにアドバイスを。
2008年07月13日
続、粟国島
サバニを止めた場所にいろいろな人が訪ねて来てくれる。差し入れを頂いた粟国島の方は今日で何人になるのだろう。風が南に変わる予報に慌てて準備し夜中3時 いざ暗闇の中出航と思ったら予報は大はずれで日が昇らないうちから東から元気に吹いていた。港で蚊の襲撃に耐えながら風待ちをした三時間も過ぎてしまえばこれもまた思い出深い記憶として残るのだろうか?
2008年07月11日
粟国島
粟国島 パラダイスホテル 風待ちも、また旅の楽しみに変えなければならない、私達は移動する事が目的ではない。サバニをとうして楽しい日を送る事なのだ。毎日変わる風の方向に一喜一憂しながらも、突然見ず知らずの方からの差し入れに感激する。今日 帆かけサバニの景色を記憶に留める二人に会った。 続く・
2008年07月11日
粟国島
久米島、果ての浜を六時に出港 向かい風の中 9時間、40kを延々と漕いだ事になる。サバニレースで漕ぎ足りなかったスタッフはこれでいやでも満足したろう。風が安定せず、渡名喜 久米島 粟国のトライアングルをこの旅で二回回った。さすがにもう行く気にもならず、ここで風待ちをする事としよう。今夜の宿は粟国島の名所フデンザキ 朝日と夕日が望め慶良間 渡名喜 久米島 そしてこれから行く伊江島 が一望できる。それは素晴らしい場所だ。宿と言っても、キャンプだが、これからもここがこの状態で残されてほしい。
2008年07月09日
2008年07月08日
渡名喜島
今日はサバニと一緒に過ごそう。明日再び久米島へ、、三日前は風上側の南側を通ったが今度は果ての浜の北を通るコースをとる。潮が走っていないことを祈りつつ、、折角だからキャンプは果ての浜にしょう。
2008年07月08日
2008年07月06日
2008年07月06日
粟国へ
久米島を出て二時間 風 微風 微かに粟国島が見えてきた、ここからは目指す粟国島と後ろに久米島 右前方に渡名喜島 その横に慶良間諸島 このながめがサバニのスピードと、ともにゆっくりと変わっていく、この時間の流れが何とも言えない。皆 舟に当たる波の音を聞きながら、おもい思いの時間を過ごす。マァー大体が寝ているんだが、
2008年07月05日
久米島
東に向けた長い長いリーフを超えてたどり着いたところは久米島 泊港 近くのキャンプ場は潮が干上がり上陸不可能 よって近くの港に ここでもサバニは海人達には歓迎される。シャロに入れたら何か言われると思ったらサザエの差し入れを頂いた。全国に泊港という名がある。それは良港を意味する古い言葉だと、どこかで聞いた事がある。明日は60k先 粟国島に向けて、、、
2008年07月04日
続渡名喜島
4月4日 今日は風待ちで1日ここで停滞 体力を蓄え明日 いよいよ久米島へ向けて出向 このコースは定期行路にしたい魅力的なコースだ。いつまでも変わらぬ景色でいて欲しい。見知らぬ人も気持ちよく挨拶してくれる。環境が人の心まで穏やかにしてくれるのかもしれない。
2008年07月03日
トナキの時
サバニ旅に出ると四六時中 風の強さ向きが気になる。風は時々に変幻自在に変わり、その度に一喜一憂する。伴走船を伴わない緊張感はだからたまらないのかもしれない。 今日はシャワーに食堂での食事 明日は久米島か停滞か?
2008年07月03日
2008年07月03日
2008年07月02日
2008年06月22日
カッコ舟
青森市に木造船の博物館がある。館内にはすごい数の船が展示されている。私は青森県の太平洋側の出身だが同じ青森でも制作方法や形がまるで違うのに驚かされる。地理的には近くでも違う起源を持っているのではないか?むしろ沖縄のサバニに近いのではないかとさえ思えてくる。話は飛ぶが自家の周辺からは今でも縄文土器がいくらでも拾える。かなり広い範囲で集落が広がっていたのではないかと想像する。青森市の山内丸山遺跡は有名だが実は太平洋側にも至る所に縄文遺跡が存在し住んでいた証が見てとれる。遠くポリネシアの島から同じ縄文土器が出土した話は有名な話だが今、私達が想像するより遥かに自由に移動していたのではないか?続く!
2008年06月01日
旅の準備No.2
ヤフーグァーというそうだが波除け板を付けてみた が サバニは漕ぐ事も大きなポテンシャルの一つだから、実際の現場で活躍出来るかはまだ分からない。過去三回の航海ではその必要性は感じなかったが、航海の成功は天候を始め多くの幸運に支えられている事を肝に命じなければならない。時間はかかろうとも無駄な労力かも知れないが、とりあえずテストする価値はある。ところで、このヤフーグァーもしかして漕ぐ必要がない、エンジンを付けるようになってからのものではなかろうか?いずれにしても答えは明日全ての装備を備えて海に出てみよう。