旅の終わり
ここから伊平屋島か周辺の無人島にするか?迷ったあげく、まず本部、みなと食堂に、それから瀬底島か水納島に、の予定だったが、たらふく食べると全てが満たされ満足する。ここで終わってもいいかな、3時を過ぎ向かい風の中18キロの名護に帰る。という選択は普通はない!この旅の最もハードな計画だ。知ったフィールドは慎重さを欠き、どこかで油断する。「海をなめてはいけないよ!」と、言われるているように容赦なく、ド向かい風がふく、歩くより遅いスピードが延々と続く、全員確認するまでもなく状況を理解して全力で漕ぐ、横に見えるテトラポットの位置を何度確認してもむなしく後ろに移動してくれない。まだまだゴールは果てしなく遠く、絶望的な距離、だが引き返さない!と判断した。途中には手頃なビーチがいくつもある。ちょって反転したら追い風に乗りあっという間に快適な環境が待っているのに、全員 気力 体力が少しも衰えていない。何より舟は前に進んでいる。進んでいる以上いつかは着く、今回の旅は例外なく風に悩まされた。最後
の最後まで気を抜けないこの貴重な時は次の航海にきっと活かされるだろう。一つの岬を超え息つく暇も無くさらにカーブが連なる。無数にウサギが飛び交い舟を叩く、掛け声は厳しければ厳しいほど高くなり、クルーをそして自らを勇気づける。後100メートル このカーブを超えたら風も潮も分散して楽になる。
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